子供にも、馬を好きになってもらいたい。できれば一緒に楽しめたらいいな。
そんな気持ちで、寝る前の子供と一緒に読みたい本を紹介します。
幼少期の読書量は、後の学力に与える影響も大きいそうです。読んでるときの子供の顔をチラ見するのが、とても幸せな時間で、親子の絆が深まるのを感じることができます。 やさしい時間です。
バレエをおどりたかった馬
小学校低学年のお子さんと一緒に読むのに、おすすめです。
軟体動物のように体の柔らかい娘。数年前からバレエ教室に通ってます。
6歳の誕生日のプレゼントに、この本を贈りました。
馬場馬術は、よく 馬のダンス に例えられますが、この本では 主人公の馬がバレエを踊ります。
バレエダンサーになる夢に向かって努力する主人公の周りには、協力や応援してくれる人ばかりではありません。そこには、現実社会の偏見や差別にもつながる、辛い場面もあります。
ですが、もちまえの 鈍感力 ・ 忍耐力 を発揮することで、友達や仲間が増えていきます。
国際化が進む中、人権問題やLGBT問題など、これまで以上に多様性を求められる時代の中で生きていく子供たち世代。
大きな心をもつこと、努力することの尊さ、努力が時として結果に表れないもどかしさ。
ウマ さんの成長を お子さんと共有してみてください。
挿絵は、 さとうあや さん。 『ねこのタクシー』など我が家で大人気の別作品でも活躍されています。
みる人を、あたたかい気持ちにさせてくれる優しい絵が大好評です。