人と馬をより身近にするサイト -Loveuma- の編集者である片川さんからお話を頂いたのは、今年の3月でした。
以前から気になっていたWebコンテンツで、
香港・日本、両競馬大国の引退馬を取り巻く“決定的な差”とは 1/2 (loveuma.jp)
土地がない、お金がない、人材がない!|名伯楽・角居勝彦の挑戦 1/4 (loveuma.jp)
など、良記事を載せられているマガジンでした。
たまに、
「生かすことが幸せなのか」家畜商・X 1/3 (loveuma.jp)
など、攻めた内容を掲載されています。
ご興味のある方は、是非ご一読ください。
そんな、彼らから私に課せられたテーマは
『馬の安楽死について』

普段、助けることの講演や記事は多く経験ありますが、このようなお願いは初めてでした。
なんとも難しいテーマで、お受けするかどうか悩みました。
誤解のないように
最初に取材をして頂き、後日に草案で原稿を頂きました。
概ね意図した内容が伝わっていて、片川さんが本気で理解しようとしている熱意を感じることができました。
ですが、行間も読まずに言葉だけが独り歩きしてしまう時代です。内容が内容だけに、自分だけでなく馬にかかわる方々に迷惑のかからないように、配慮して校正させていただきました。
内容に関しては、9月19日から5週連続配信される予定ですので、そちらをご覧ください。
第一回は こちらから
日本屈指のホースクリニック|馬の獣医師が語る”安楽死” 1/5(社台ホースクリニック 鈴木吏) (loveuma.jp)
安楽死を判断する指標の必要性
第一回は、概論的なところから。
馬の安楽死なんて誰もやりたくないのです。それでも止む無く決断すべき時とは如何なるときか。
獣医が治療に疲れた時ではありません。獣医があきらめた時でもありません。
獣医師だって沢山います。一個人である獣医師が、感覚で判断して良い問題でもありません。
日本には、馬を安楽死する判断についての指標はありません。
ですから、今回は米国馬臨床獣医師学会(AAEP)のガイドラインを紹介させていただきました。
国内の馬の獣医師も、このガイドラインと大差ない指標を経験の中から作り出しているのだと思います。
今回このような取材を受けた中で、日本も同様の基準を作成する必要があると感じましたが…
誰に掛け合えばよいのでしょう。。。日本ウマ科学会の馬臨床獣医師ワーキンググループかな。。
同ワーキンググループでは、専門医制度の立ち上げを模索しています。
少なくとも、Anesthesia and Analgesiaを謳うのであれば、避けては通れない仕事となるでしょう。
次回以降へ
次回以降は、具体的な方法。(個人的にはこんな内容を一般の方が知りたいのか疑問でしたが…)
や、私がこの取材をお受けする理由となった若かりし頃の経験など。
よろしければ、病院の待合室、朝のトイレ、電車移動中などにお読みください。
Mahalo