愉しむ

常同行動への対策 : おもちゃ

以前にさく癖について書きました。

馬房内での時間を馬がどう感じているかはわかりませんが、

暇な時間? を解消するために今回は馬の おもちゃ について紹介します。

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さく癖は、

  • 常同行動なので、馬を怒っても無駄な事
  • はじめはストレスに対する反応であることが多いこと
  • 習慣化してしまうと、原因が解除されても止まりにくいこと

をお伝えしましたが、さく癖による弊害(やせる・歯がすり減る・疝痛・設備の損耗)は確実にあります。

対策として、様々なことで馬の注意をひきつけたり、時間をつぶさせることで回数を減らすことはできるかもしれません。

その他の常同行動について

 常同行動とは、目的なく同じ行動を反復して行うことを指し、ヒトでは、自閉症・統合失調症などの症状としてあらわれることがあります。

 馬の常同行動は大きく3つに分類されます

  1. ’口’に関連するもの
  2. 行動的なもの
  3. その他

① ’口’ に関連するもの ; さく癖、異食(敷料・ボロ)、身っ食い(自傷)

② 行動的なもの ; ゆうへき(熊癖)、前カキ、旋回癖、ヘッドシェイク、馬房の壁を蹴る

③ その他 ; 急に跳び跳ねる、 急に怒る   

上記の行動のすべてが、常同行動ではありません。病気の症状や、体の痛みのサインであることもあります。不従順な性格かもしれません。 ですから、常同行動に含むかどうか微妙なものも含まれています。

それぞれの行動で、 怪我、 蹄の過度な摩耗 などの問題をもたらすことがありますので、できればやめてほしいものです。 

常同行動への対策

 同じ常同行動ということで、原因にはストレスが関与していると考えれられいます。なので、さく癖の対策として紹介した内容が重複します。

 ストレスを取り除き、給餌方法や内容・放牧形態や時間・他馬との交流・運動不足の解消・環境の変化を避ける・胃潰瘍の予防と治療 などの対策を、気長にやって、その馬に合った方法をみつけるしかありません。 

 この中で、暇を与えない目的で おもちゃを与えるのも効果があることがあると書きました

クリスマス前ですので、

 ~馬のオモチャ特集~ 

慣れるまでに時間のかかる馬もいますが、中におやつを入れて使います。気に入った馬は、結構長い時間これで遊んでくれるので、馬房内の暇つぶしにいいですよ

続いては、おしゃれ好きな女の子に?? これが他の馬との交流 。。。 て事にはなりません?WWW

旋回癖のある馬に効果ありと聞いたことがあります。ただし、この商品の評価はあまり芳しくありません。

効果があっても、破損するようでは危なくて使えません。ですから、

これならどうでしょうか。

大きいものなら、 

44 × 35 cm 

馬房の壁に貼ってみてはいかがでしょう

こちらは、馬房につける金具付き。

こんな感じで取り付けます。

馬のおもちゃを沢山販売している LIKIT という会社があります。

馬房内やパドックでの暇つぶしに効果を発揮してくれるアイテムが見つかるかもしれません。

このおもちゃのほかにも、いくつか商品があるようです。気になる方は 

Likit Horse Treats & Toys | Equine Boredom Relief & Treats のサイトを参照ください。

MAHALO